一人で贅沢な食事をとるよりも、
愛する人と、
ささやかな食事を分け合って食べる、
そのことが多くの喜び、幸福な感じを与えてくれます。
誰かの為に、
或いは一つの理想の為に、
自分の心身を使い、
自分から進んで助力することこそ、
自分が幸せになる行為なのかもしれません。
しかし、そうだと分かってはいても、
時には疲れてしまって、
自分のためだけに生きるなどということが頭を支配し、
相手を傷つけ、
自分を傷つけてしまうこともあったります。
ただ、はっきりしているのは、
相手とつながり、
かかわり合いを持った時に、
煩わしさのまっただ中にいようとも、
実に、人がいて、自分がいるという、
他愛もない、ささやかな普通の中でありながら、
人間本来の喜びも、そこにあるようにも思います。