九州大会2011(熊本大会) 九州大会2011(熊本大会)

熊本大会審査後記

大会後、審査について確認のご質問がありました。
これまで、大会要項に記載し、配布し、HPでも公開しておりますが、それを補完する説明として、その時に対応した内容に加筆し、ここに掲載します。

<注意>
次回大分県で開催される九州大会での審査内容は、別途ご検討されます。
ここで記載するのは、今回の熊本大会で行ったものについてということで以下、ご覧ください。
 
<要項内での記載>
・2頁目
「プログラミング技術」は、各課題に点数をつけておく。動作した課題の点数の 合計(これを「合計得点」と呼ぶ。)を「プログラミング技術」の点数とするが、 合計得点が40点を超える場合は、「40点」とする。
・3頁目
 5 審査対象 →本紙ご覧ください。
 6 採点基準 →本紙ご覧ください。
・4頁目
(2)順位の決定方法
合計得点の高い順に、1位、2位、3位・・・とする。
(1) 同点の場合は、「プログラミング技術」の得点の高い選手を高位とする。
※「プログラミング技術」が「40点」で同点の場合は、「プログラミング技術の合計得点」が高い選手を高位とする。
(2) 「プログラミング技術」の得点も同点の場合は、「組み立て技術」の得点の高い選手を高位とする。
(3) さらに同点の場合は、「設計力」の得点の高い選手を高位とする。それでもなお同点の場合は、全体の完成度から順位を決定する。


<追加説明>
2時間半という短い時間の中で、組立、プログラミングとこれまでの練習の成果を競技者の方々が、そこに自分の持っているすべてを注ぎ込まれます。我々審査員としては、そこに敬意を表し、成果物に対し、できるだけ審査していくということと、一方でコンテストである以上、レギュレーションや配点の配分は、主催する側に一任されているものとして責任は重いとの考えも合わせながら、臨んでいます。

1.「課題」の完成程度と審査について
「課題をすべて完成させ、完成品・内容についてのみを審査対象とする」考え方ではありません。

2.プログラミングの課題について
プログラミングについては、難易度が高い小題、低い小題を複数用意し、個別に動作確認していくやり方です。各小題の動作確認をすることで、優劣が判断できるようなものとしており、前項同様、出題された小題のすべてを完成させる必要はありません。

我々審査員は、可能な範囲で「全国大会」に準じた内容で、審査基準を決めて対応しております。”ものづくり”が、ハード+ソフト総合の完成度を求められている点に注視しており、第7回の全国大会時に課題作成委員長からのコメントを参考にしています。

全国大会コメント ←コメントはこちら。
(pdf形式:12KB)


<今後の課題>
これからお願いしたいことは、これらの公平性を保つためにも、コンテストを描く部門毎の、指針・基準作りが必要かと考えます。
レベルが高くなり、お互いの意識が高まるほど、クリアーすべき課題ではないでしょうか。
(出来れば九州レベルでの”課題作成の基本的な考え方”とか、次回開催県との調整とか)
これらの対応策として、
 1)全国大会での審査内容を明らかにする。
 2)各ブロック大会に対して指針を出す。
 3)九州各県の関係者(審査委員も含め)で取り組みを競技する。
なども必要かと思います。
 

昨年、今年と九州大会の審査員を勤めさせていただきました。
九州大会という場で、参加校の生徒さん、指導員の先生方の熱い気持ちと直接触れる機会を得ることができ、感謝しております。みなさんの中から、これからのものづくりのリーダが育っていかれることを願います。

プーさんのセグウェイ

今回の九州大会では、前年同様に楽しい機構が課題に花を添えました。
いくつかの参加校の方々より、ぜひ内容の公開をというお声がありましたので、ここにその全容をお披露目します。

九州大会機構1九州大会機構2









向かって、一番手前がCPUであるH8です。
その上に、kumamoto Ver.1 があり、LED表示、モータ駆動・制御を行います。
その右!これが通称「プーさんのセグウェイ」。
スイッチ類が搭載されている基板は、今回の組立課題、設計製作回路の部分です。
プーさんには、加速度センサがついており、課題の中で、その傾きにより、それを水平に戻すような制御を行うプログラムが要求されました。

「プーさんのセグウェイ」の設計資料は、次の通りです。
作ってみてはいかがですか?

プーさんのセグウェイ (pdf形式:251KB)


<動作確認後談:2011年7月30日(土)>
尚その後動作確認する中で、上側のベルトは無くても動作することが判りました。
下側のベルトでほぼ水平を保ち、”プーさん”の頭部を前・後に動かすことで、
多少”ふらつき”ながらも本物?のセグウエイのような動きをするようです。

熊本大会結果!

第10回 高校生ものづくりコンテスト 九州大会
電子回路組立部門


九州大会説明の様子参加校は、次の8校です。
みなさんの白熱した競技は、とても素晴らしかったです。
(ゼッケン番号順です)
熊本県立熊本工業高等学校
大分県立鶴崎工業高等学校
佐賀県立塩田工業高等学校
宮崎県立延岡工業高等学校
長崎県立長崎工業高等学校
福岡県立小倉工業高等学校
沖縄県立八重山商工高等学校
鹿児島県立鹿児島工業高等学校


<事務局からの競技説明>

九州大会競技中大会結果は、次の通りです。
 最優秀賞
 
 鹿児島県立鹿児島工業高等学校
 優秀賞
  福岡県立小倉工業高等学校
 優良賞
  熊本県立熊本工業高等学校

鹿児島工業高等学校の方、全国大会では、九州代表として是非がんばってください。
みんなで応援しております。


<競技中の様子:みんな九州の頂点を目指して!>

九州大会ギャラリー
競技中、たくさんの方も応援に・・!











<見学者のみなさん>

九州大会2011(熊本大会)

1.期日
期日:平成23年7月16日(土)~17日(日)
会場:熊本県立玉名工業高校
 
2.日程
[1日目]
11:00~12:00 総合開会式(会場:玉名工業高校 体育館)
13:00~13:30 受付(会場:実習棟3階 電子制御実習室)
13:30~16:30 打合せ・準備
※競技内容説明及び競技上の注意事項について
 など
[2日目]
08:00~08:30 受付(会場:実習棟3階 電子制御実習室)
08:30~09:00 準備
09:00~11:30 競技
~昼食・審査~
14:30~15:00 表彰式及び閉会式(会場:工業技術基礎実習室)
15:10~ 講評(希望者のみ:会場:実習棟3階 電子制御実習室)
        
3.課題
競技時間中に製作する『設計製作回路(1)』と大会当日に配布する『制御対象回路(2)』を、事前に製作したケーブルにより『持参コンピュータ(3)』と接続し、競技時間内に『制御プログラム(4)』を作成し、目的の動作を行うシステムを完成させる。なお、『制御対象回路(2)』は、持込み可とする。

詳しくは、こちらを・・
■「要綱(2011年6月28日(火)改訂版)」はこちら。
要綱(九州改訂)


■基板「ものづくり熊本Ver01」はこちら。
ものづくり熊本01

全国大会2010(茨城) 課題

第10回 高校生ものづくりコンテスト全国大会
電子回路組立部門 課題

日付:平成22年10月17日(日)
場所:筑波研究学園専門学校

課題内容を全国大会電子回路部門事務局から許可をいただき、掲載しております。
ご覧ください。

詳しくは、こちらを・・
全国大会2010