「愛するから共に生きたいというのではなく、
共に生きていることによって愛が生まれてくる。
相手の美点を数え上げ、この人と結ばれることによってこそ、
自分の生きがいがあると考えるのでなく、
ともかく共に生きている事実を受け入れることによって、
相手のよさがだんだんとわかってくる」
現代の心理学者、河合隼雄さんの言葉ですって。
一組の男女、夫婦の真髄を語った言葉なんですって。
一人の人を理解できるのは、
本当に長い時間が必要だよということなのだとか。
それを今風では、
あの人はあーで、こーで、こんな人。
断定することばかり。
直ぐに断定する、
或いは時間をかけて理解していく、
最後に到着する結論が同じであっても、
時間をかけた分、相手との人間関係は違ったものになるように思います。